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雨鱒のつぶやき

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つぶやき_240

僕は初めて見る古い橋でクルマを止めた。何度が通っていた場所だったけれどその橋には気づかなかった。橋の向こうに続いているはずの道が草木に覆われうっそうとしていて、午前中だというのに暗くてまったく見えなくなっていた。クルマを降りて鳥の糞で汚れている欄干から下をのぞいてみると、10メートルほど下には渇水ぎみのC川が流れていた。偏光グラスを掛けると流れの中にはアメマスらしき魚がたくさん泳いでいるのが見えた。橋の脇からクルマで下りることができるらしく、河原にはタイヤの跡と人の足跡がいくつもあった。こんな状況を目にしたら、いつもならすぐにでも釣りを始めるのだけれど、この時は違っていてそんな気にならなかった。というのも何故だかよくわからないのだけれど、僕にはこの橋と周りの雰囲気がどうにも嫌な感じがしてならなかった。僕はすぐにクルマに戻り来た道を引き返した。
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by ame_tubu | 2012-09-08 00:00 | つぶやき
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